とある心優しいシューズブラシ屋さんの話。

Pocket

セブに来てから家族のようにお世話になっているダンスチーム「Dancesport Team Cebu City」。ちゃんとしたコーチャーも少ないし、てかそもそもプロの方自体あんまりいないし、本来社交ダンスなんて経済的にできる人がほとんどいない。そんなセブで、街を巻き込んで、人を巻き込んで、貧しい子どもたちであってもダンスを学ぶ機会を与えている彼らの活動の尊さに、いつも共感しています。

そんな彼らに、実は先日ちょっとしたプレゼントをしてみました。日本で社交ダンスをしている人にはおなじみの、シューズブラシ(置き型)。こっちではシューズブラシ自体ほとんど見かけないんです。

形的にはなんじゃこりゃって感じやし、喜んでもらえるかちょっと不安でしたが、分かりやすく反応してくれたのが子どもたち。やりすぎやろってくらい不必要にガリガリしてくれました。一日でシューズブラシは真っ黒。その後も、毎日大切に使ってくれています。

喜んでくれて良かったなーと思いながら、わざわざ日本から送ってくださったサカエ製作所の方に、子どもたちの写真と一緒にお礼のメールをお送りしたところ、一通の返信がありました。

「ありがとうございました。東京に来ることがありますか?電話をください。」

何か支払い系でミスったかなと不安に思いながら、たまたま出張があり帰国。お礼も含めてお電話をしました。すると、彼が私に話したことは想定外のことでした。

「ブラシを送るので、住所を教えてください」

突然の申し出に全くわけが分からなかったのですが、なんと全く見ず知らずの私たちに大切なブラシを寄付してくださるとのこと。あまりの心優しいお話に言葉を失いました。

折角のご好意なのでお言葉に甘えたところ、こんなにたくさんの素敵なシューズブラシが。

そもそも「社交ダンスのシューズブラシ」というものに、こんな多くの種類があること自体知らなかったですし、一つ一つ細部にまでこだわりを持って作られていることを知って感動しました。

スタジオのみんなは、最初ブラシを渡された時「なにこれ携帯?」と言っていました。

その日にスタジオに来ていたみんなとお礼を込めて記念写真。
アスリートとして活躍中のみんなも喜んでいました。

 

ひとつのシューズブラシから、こんなに心温まる出会いが生まれるなんて思ってもみませんでした。セブに来てから、より人の温かさに触れる機会が増えたように思います。

サカエ製作所の船水さん、本当にありがとうございました!船水さんの優しさは、セブにまでしっかり届いています。頂いたブラシは、誰かが盗んでしまったり失くしたりしないようにスタジオ側がきちんと管理をしつつ、コンペの際などを中心に皆で大切に使わせて頂きます!

Pocket

このブログを書いている人

コメントを残す