社会人になってからTOEICを受けて感じたこと – TOEICって結局仕事面で役に立つのか

Pocket

個人のブログに投稿をするのはかなり久しぶりですが、備忘録としてちょうどいいので恐る恐る更新します。先日、7年ぶりにTOEIC受けてみました。

結果(現時点では点数のみ)がWeb上で確認できるようになったのですが、960点。私は帰国子女でも本格的な留学経験があるわけでもないので、こうして手応えを感じることができるのは嬉しいです。

下記、誰かの参考になるか分かりませんが、私個人の英語に関する悩み・課題と、実際にTOEICを受けてみて感じたことをメモしておきます。

 

背景:仕事での英語の要求レベルがいきなり上がった

私は大学卒業後フィリピンで働いていましたが、現在は東京にある外資系のIT企業で働いています。とあるポータルサイトの管理とローカリゼーション(英語→日本語)が主な仕事です。今のお仕事を始めてから英語を使う機会が増えたのですが、正直自分の英語能力が少なからず足を引っ張っています。

仕事上、英語を使うタイミングは大きく下記3つ。

  • 本社や外部の方とのテレカン・ビデオカンファレンス(ローカリゼーション関連で話をする機会が多いです。国籍はアメリカが多いですが、インド・スペイン・アルゼンチンなどなどバラバラ。)
  • メール・ドキュメント(私の場合、全体の8割くらい)
  • 日本オフィスの上司や外国人メンバーと話す時(みんな日本語も上手なので、時折言葉を混ぜつつ話してくれます。)

ちなみに、フィリピンにいた頃も半分くらいの時間は英語を使っていました。フィリピンの人はとても英語が上手なのですが、実務となると要求される英語レベルがそこまで高くありません。ボキャブラリーが限られていても、英語として正しくなかったとしても、お互い非ネイティブ同士なので、困ることはほとんどありませんでした。

 

なんで久しぶりにTOEICを受けてみたか

私は元々語学が好きなので英語に苦手意識はないものの、ネイティブにはほど遠い状況です。日本語ならまっとうな方向に右ストレートを打てそうなものでも、英語だと変な方向に猫パンチを放ってしまうことがしばしば。その度に悔しい思いをしています。

※せめて猫パンチでも正しい方向に打ちたい。

 

特に下記は、優先度の高い課題でした。

  • リーディングの遅さ(メールやドキュメントを読むのが遅い。特にドキュメントだと日本語に比べて理解力もスピードも格段に落ちてしまいがち。)
  • リスニングの不正確さ(私の場合、スピーキングより正しく聞けることに課題あり。ネイティブの方が主体の会議では自信を持って発言できなかったり、正しく理解できているか確認するタイミングが増えたり、的を外した回答をしてしまったりすることがある。)

リーディング&リスニングの現状把握したかったのと、少しでも勉強のモチベーションになるものを作るため、7年ぶりにTOEICを受けてみることに。

 

TOEICを受けてみて思ったこと

1. TOEICって意外と仕事で使う英語をしっかりカバーしている

これは社会人になって英語で仕事をする機会が増えたから感じたことだと思いますが、TOEICの問題ってリスニングもリーディングも意外と実用的。相手の発言に対して正しい反応を選んだり、メールやチャットの理解度を図ったり。

時間内に大量の文章を読んで、正しく内容を把握できる能力も、英語を使って仕事をする人にとっては大切な能力だと思います。

個人的にPart.1(絵を正しく説明しているものを選ぶ)の実用性は謎ですが、2016年に形式が少し変わってから、更に実用性を意識して作られているように感じました。

2. TOEICの「点数アップテクニック」的なものの意味

就活をしていた頃の私はTOEICの点数アップ自体を目的としていたので、所謂テクニック的なものをかじりました。時間配分を考えてみたり、問題の解き方のコツを意識したり、消去法で問題を解いてみたり。

TOEICの点数アップ自体が目的であれば(実際、TOEICの点数が高ければ履歴書上のメリットはあると思います)、テクニックを学んでおくことに意味はあると思います。何回か模試的なものを解いて形式に慣れ、2時間を効率的に時間配分するだけでも、100点くらい点数が上がることはあります。(時間が足りず、後半のリーディングで大量失点する人が多いので)

ただ、英語を使って実務をするところまで視野に入れているのであれば、消去法やカンに頼って点数を上げようとするより、自信を持ってひとつの正解を選べることを目標にして勉強をした方が本質的かなと思います。

3. 「TOEIC満点に近い=ネイティブ」の証明にはならない

学生時代には「TOEIC900以上=ネイティブレベル」みたいな表記をちらほら目にしました。TOEIC900点以上取った人の中に、ネイティブの人が含まれているのは事実だと思いますが、皆が実務レベルで英語を使える人とは限りません。(大学時代の私は小手先のテクニックや運のよさもあって900点を取りましたが、その後サンフランシスコのインターンシップをした時にかなり苦戦しました。)

個人的には、TOEICの点数が示すものは下記だと思っています。

  • 英語理解力があるか(スピーキング除く)
  • 英語のリスニング・リーディングにおいて、素早く・正しく大事なポイントを引き出せるか(5W1Hを正しく聞き取ったり、文章の中からキーになる情報を引き出す力があるか)
  • 2時間集中して多くの設問に取り組めるか (2時間休まず集中するのって、大人になればなるほど難しくなるものですね……)
  • 形式に慣れ、対策をするなどの準備をしているか(非ネイティブの場合は、ここで結構点数変わるので)

 

TOEICって結局仕事で役に立つのか

今回受けてみて、リーディングやリスニング面で課題意識がある人にとって、TOEICの勉強をすること自体は有意義だと感じました。また、現状を理解できる意味でも、「ここに向けて頑張ろう」という目標が設定しやすい意味でも、テストって便利ですね。

(※点数アップにこだわることや、小手先のテクニックを磨くことにはあまり意味を感じていません。履歴書上のメリットが必要な場合や、企業で目標点数を課されている場合はこだわっても良いと思いますが。)

「TOEICは音が聞き取りにくいからリアルじゃない」という人がいますが、テレカンも超絶聞き取りづらいので、良いトレーニングだと私は思います。あるいは逆に「TOEICの音は、ゆっくりはっきり発音しすぎ。実際はもっと聞きづらい」という人もいますが、ゆっくりはっきりレベルで聞けて初めて応用が効くと思うので、無駄だとは感じませんでした。

TOEICの問題で大事なポイントを聞き取ったり読み取ったりする力は、話のポイントを意識することに等しいので、実務でも活かせると思います。また、単語やフレーズもよく仕事で使うものが多かったです。

英語がネイティブの人で、TOEICの点数が極端に低い人もいないと思うので、企業の採用面接においても、TOEICは英語面のファーストスクリーニングとして機能すると感じました。ただし英語を実務で使えるレベルの人を探すなら、TOEICの点数だけでなくスピーキング面を別途測った方が良いと思います。

英語を使うお仕事で悩んでいる方や、これからTOEICを受験される方で「何でTOEICやんなきゃいけないの」と思っている方のご参考になれば幸いです。

 

おまけ:どうしても受験まで時間がない人は

「そんなこと言っても、まずは点数アップしなきゃ始まんないんだよ」
「時間もないし、ちょっとでも対策したいんですけど」
という方。その気持ち、すごく分かります。

簡単に書いておくと、公式問題集でシミュレーションをするだけでも変わると思います。私が今回買ってみたのはこの2冊でしたが、どちらも役に立ちました。単語帳は、実務でもよく使うフレーズが結構あると思います。

 

TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編
Educational Testing Service
国際ビジネスコミュニケーション協会
売り上げランキング: 68
TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)
TEX加藤
朝日新聞出版 (2017-01-06)
売り上げランキング: 20

 

あと、私が学生の頃はDSのソフトがすごく使えた(今も大きくは形式変わってないのである程度は使えそう)のですが、今は公式がスマホアプリWeb上で色んなリソースも公開しているので、英語の勉強がてら触ってみても良いかもしれません。

Pocket

このブログを書いている人

コメントを残す