「自分の人生は自分で生きる」〜木全ミツさんの人生から学ぶ、女性の生き方、働き方〜

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今日は、前から楽しみにしていた木全(きまた)ミツさんという方の講演に参加してきました。東京大学医学部卒、労働省でODAに携わり、ニューヨークで国連日本政府代表部公使を経験、更にThe Body Shopの初代代表取締役社長などという素晴らしい実績をお持ちの方です。

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(写真元:木全ミツさんインタビュー

 

なでしこVoice主催講演会「木全ミツさんの人生から学ぶ、女性の生き方、働き方」

ちなみに、私が今回このイベントに参加したのは、以前こちらのインタビュー記事に衝撃を受けたことがきっかけです。男性・女性問わず読むべき記事だと思います。

実際彼女のお話を聞いてみても、本当に今年76歳になられるというのが信じられません。エネルギッシュかつ想いのこもった話しぶりで、楽しそうにご自身の人生を語っておられました。また、「相手の心に刺さる言葉の使い方」「相手に不快感を与えずに自分の立場をはっきりと取る話し方」を熟知していらっしゃるように感じました。

非常に刺激的な2時間だったので、特に心に残った部分をメモ。(彼女の経歴・エピソード自体も、本当に重みがあって面白く、勉強になるのですが、あまりにも長くなってしまうので。。)

彼女の「日本女性に対する価値観」は、私はもちろんですが多くの方にとって「見習いたい」と思う内容であり、かつ所々「耳が痛いなー」などと思ってしまう部分も含まれているのではないかなと思っています。

日本女性が持つべき、3つの魅力

1「依存心を捨て、自分の人生は自分で生きる」

  • 常に「自分ならどうするか」という考え方をする
  • 『この人は将来偉くなるだろうな』『収入はどのくらいだろうな』と考えることは、最初から「依存の世界」に入っていくということ。
    そしてそれは「哀れな人生を送っていく」ということ。
  • 依存される方も、最初は「俺を頼ってくれる可愛い人だな」と思うかもしれない。
    しかし、人生80年。必ず相手は負担に思う時が来るし、愛情が薄れ、生活に疲れる時が来る。
  • 「あるときは夫が、ある時は妻が」と主導権を持ちながら、ともに素敵な能力・力を発揮し合う生き方こそ、「健全な生き方」「幸せな生き方」では

2「自分の意見を持ち、それを表現する力を持つ」

  • 身の回りで、世界で何が起こっているかを「自分の問題」として、「関心を持って」考える
  • その意見を正確・明快・簡潔に表現する「話す力」をつける
  • 適切な言葉相手を尊重した言い方で、相手が「話を聞きたい」と思わせる話し方をする能力を身に付ける
  • 国際社会で生きていくのであれば、英語などの「世界で通用する言葉」で話す能力を身に付け、更に「積極的に会話に入っていく姿勢」を持つ
  • 大前提として、「日本のことをまず知ること」(歴史・文化・政治・経済など)きちんと知った上で外国の人と話ができないと、「国際社会で会話ができる」ということにならない
    (「○○年に××があった」というのではなく、「その時にこういうことがあって、それが社会にこういう影響を与えて、私はこう思う」と言えること)

3 高等教育を受けた成果を社会に返す「責任感」を持つ

  • 何のために高等教育を受けたのか」
    税金を使って教育を受けたのならば、「その成果を生涯を通して社会にお返し・貢献する」というのが世界・国際社会の常識
  • 日本では、湯水のように国民の税金を使って高等教育を受けておきながら、その意識が圧倒的に低い
  • 大学を「結婚のためのライセンス」のように考える女性が今だに多い
  • 「専業主婦のような『安易な人生』を選ぶ」「就職をして2・3年で辞める」「責任あるポストを受けない」のような傾向が、いつまで経っても女性にあるから、いつまで経っても日本は男社会
  • 政治などで、男社会が続く一つの原因は「女性の無責任さ」にもある
  • 男性社会は、「男性を保護する社会」
  • 「役に立てなかった人は教育費を返してもいい」かもしれない

その他、心に残った言葉メモ

国際社会の中では圧倒的に異様な日本の状態を、きちんと認識する

  • 会社などで女性が重要職についている率が、日本は世界で最低
  • 素晴らしい能力を持ちながら、「活用されていない」人材が多すぎる
    (国に財産が埋蔵されている状態)
  • 世界に認められる社会にするためには、「誰かがやってくれる」と思うのではなく、「自分なら何をするか」という軸で考える

75年間生きてきて感じたこと

  • 自分に与えられた状況をポジティブに捉え、逃げずにチャレンジしていくこと。必ず自分の人生の糧となり、次のステップへの大きな力となる。
  • 人間はあっという間に「悲劇の主人公」になれる。
    でも、そう考えたら負け。
    「私だけどうして」ではなくて、真正面から対峙することが、本当の力につながる。
  • どんなに厳しい・苦しい体験であっても、「これは自分だけに与えられた貴重な経験」「感謝して」対応していけば、素晴らしい力を身につけることができる
  • 自分の仕事は、自分の人生の方向は、自分で決める
  • 社会に貢献したいのであれば自分の稼いだお金でやること

最後に〜木全さんの語る「志が高い」人とは〜

問題を見て理解をでき、

「何をしなければいけないか」という判断ができ、

「具体的にこうしよう」という企画力があり、

 それを行動に移すことができ、

自分の関係との中で色々な人とのネットワーキングを持っていて、何かがあると連絡を取り合って力を発揮でき、

更に、その資金を自分たちで「調達」する能力がある人

具体的なエピソードをかなり飛ばしながらのメモなので、網羅してお伝えしきれてはいませんが、、、

今もまだ男性社会の風潮が日本に残っていることは事実だと思いますが、木全さんはそれがもっと色濃かった時代から、このような生き方を貫かれていたというのが、衝撃でした。女性どうこうというより、人として本当に強い方だという印象を受けました。

さすがに全てにおいて彼女と同じ価値観を持っているという訳ではないものの、とにかく勉強になる、素晴らしいお話でした!! 🙂

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